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日司連名誉会長のインタビューに同席。(50周年記念~使命を胸に~①)

~日司連会長・全国青年会会長の経験者の方への

インタビューに同席させてもらいました~

 

司法書士の全国青年会(全国青年司法書士協議会)の50周年の記念誌制作の企画の一つに,全国青年会の会長や日司連(日本司法書士会連合会)の会長を経験された大先輩にインタビューするという企画があり,神奈川の同期合格の4人で同席させてもらいました。

インタビューアーは神奈川県会の先輩で全国青年会の会長経験者の方,当時の現役の会長と副会長だったので同席した我々4人は恐縮してばかりで聴いていただけでしたが,とても貴重な経験でした。

神奈川青年会50周年記念講演会で早稲田大学教授の水島教授が仰っていた「司法書士も七者であれ」という言葉を思い出しました。「司法書士も記者であれ。」 

 

~「若手司法書士の役割」「職務上請求書の統一」「日司連研修所」の話~

取材に応じてくださった方は現在の日司連の名誉会長の方です。四国地方ご出身の方で司法書士が国家試験になる前の最後の認可試験が行われた1978年合格とのこと。

なんと私が生まれる前に合格されたのですね。

その方が司法書士になった当時はまだ司法書士業界は旧態依然としていたことや,いつのまにか全国青年会の会長職にまでなっていたことなど詳細に語ってくださいました。

また,日司連会長時代に東日本大震災の非常事態に対応された話や日司連で職務上請求書を統一した際の経緯なども説明してくれました。今では当たり前のように全国の市区町村に戸籍など請求する際に利用している職務上請求書も最初から当たり前のように統一されていたわけではなく,また様式統一の際には一定程度の反発もあったとのことです。

インタビュー内容の詳細は記念誌に掲載されているので省略しますが,私が現在所属している研修所創設の経緯や所長を務めた際のお話が印象的でした。

 

また,「今の合格者は,今の制度が最初からあったと思ってほしくない。先輩が,以前からいろいろなことを積み重ねてきた結果が今の司法書士制度である。」

「これから新しい制度を創っていくのは,そんなに奇抜なことではない。ある程度今の制度をベースにしながら様々な議論が出てくるはずなので,そういうのをまとめながら将来に繋げるということが実は若い人の役目である。」 

という言葉が強く響きました。