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2024年

1月

01日

本年も宜しくお願い致します。 年始は1月11日(木)から営業しております。

2023年

11月

22日

札幌で開催。全国青年司法書士協議会第3回代表者会議に参加しました。

令和5年10月21日と22日の二日間にわたり札幌で開催された全国青年司法書士協議会第3回代表者会議に参加しました。

 

神奈川県からは7名参加で令和4年度・5年度合格の新人さん達と一緒に食事することが出来たのも良い思い出となりました。

 

全国の青年会の代表者が集まって業務や青年会の在り方に関して議論するという貴重な場で、①令和5年夏に開催された第51回全青司おかやま全国研修会開催報告②来年夏開催予定の第52回全青司しずおか全国研修会の進捗報告③再来年夏に開催予定の第53回全青司札幌全国研修会の進捗報告などが印象的でした。

 

今年はコロナ禍以前の活気が戻ってきたように感じられます。

2023年

10月

20日

2ヶ月連続の岡山県。長島愛生園にてハンセン病の歴史を辿る。岡山青年司法書士協議会の皆さん・神奈川の仲間と家族と一緒に。

岡山県青年司法書士協議会の皆さんの呼びかけにより、神奈川県の司法書士仲間とそのご家族と一緒に令和5年9月23日に岡山県にある国立療養所長島愛生園にてハンセン病の歴史について一緒に学ぶことができました。

 

事前にオンラインによるプレ研修にも参加することが出来たのですが、大学院でハンセン病の歴史について研究されたという神奈川県の先輩司法書士の奥様にご講義いただきました。ハンセン病というと既に解決済みの昔の問題かと思っていたのですが、昨今の感染症によって生じる差別や軋轢などとも通じる問題もあるように感じられました。なによりも長島愛生園は現在もそこで暮らしている方々がいる場所とのことです。

 

歴史や愛生園に関して説明してくださった担当の方も、岡山県と神奈川県の司法書士が一緒に訪れていることに驚かれていましたが、今回は縁が重なり、とても貴重な学びの場となりました。神奈川県からは、なんと令和3年合格や令和4年合格の新人司法書士の方々も一緒に参加してくれました。司法書士の日常の業務とは直接には結び付かない歴史や社会問題の内容でしたが、それぞれ独自の視点での感想や気づきをもっていたことも驚きでした。

 

2ヶ月連続の岡山県訪問となりましたが、前月の岡山全国研修会では時間がなくて行けなかった後楽園や近隣の美術館にも、研修後に訪れることが出来たことも良かったです。

2023年

9月

09日

「雲外蒼天(うんがいそうてん)」第51回全青司おかやま全国研修会に参加しました。 ファーストペンギンはいかにして雲間を泳ぐのか?

令和5年8月19日(土)と20日(日)の二日間にわたり 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)にて開催された第51回全青司おかやま全国研修会に参加しました。一般参加者を除いて489名の司法書士が参加した大規模な研修会で、神奈川からは私も含め12名参加でした。令和3年・4年合格の神奈川の新人と、来賓の現役の神奈川県司法書士会会長と一緒に参加することができたのは嬉しかったです。

 

研修会全体のテーマは「雲外蒼天(うんがいそうてん)」です。

雲を突きぬけたその先には、青空が広がっている。そこから転じて、困難に立ち向かい乗り越えれば、素晴らしい世界が待っているということを指して使われる言葉だそうです。

全国研修会実行委員会の説明によると、全国研修会におけるこの言葉の意味として、「様々な社会問題から生じる生きづらさに対して、学び、共感し、行動することで、よりよい未来を共創する」と定義したとのことです。

 

基調講演は、 「雲外蒼天 ファーストペンギンはいかにして雲間を泳ぐのか?」というテーマで連続ドラマのモデルにもなった株式会社 GHBLHI 代表取締役の坪内知佳氏にご講義いただきました。

 

全部で10個ある分科会のうち、1日目は岡山県青年司法書士協議会 DX 推進部会が主催した第4分科会「商業業登記実務における電子契約と電子署名」に参加しました。商業登記業務で大活躍されている新保さゆり先生による最新情報に関するご講義では貴重な情報を提供していただき、司法書士専門ソフトを提供する株式会社リーガルの方による参加者が実際に議事録に電子署名してみるという実践的な説明はとても参考になりました。

 

2日目は、私も所属する「全青司 民法・不動産登記等研究委員会」主催の第9分科会「無戸籍問題と司法書士~無戸籍者の前に立ちふさがる雲を共に払おう!~」に参加しました。

以前に神奈川県司法書士会の研修でもお招きした、井戸まさえ氏にご講義いただいたうえで我々の研究発表をするという構成でした。無戸籍問題が司法書士の本来的な業務に直結するとは思えませんが、無戸籍問題について学ぶことは戸籍制度や家族の在り方を根本的に見直すうえで大切なことになると思いました。

2023年

8月

01日

「なぜ法律家が間違った判断をしてしまうのか」令和5年7月8日つくば国際会議場で開催された関東ブロックいばらき研修会に参加しました。

令和5年7月8日につくば国際会議場にて開催された全青司関東ブロックいばらき研修会に参加しました。全国から約130名の司法書士が参加し、神奈川会からは約10名の仲間と一緒に参加することができました。

昨年は神奈川が主催でしたが、あっという間に1年間が経ちました。

 

第1部の基調講演では「なぜ法律専門職が、不正をしてしまうのか。犯罪心理学の視点から」というテーマで東洋大学社会学部社会心理学科教授の桐生正幸先生にご講義いただきました。

 

第2部の参加型プログラムでは「司法書士業務の落とし穴~原因と対策~」というテーマで、事前に用意された事案は、権利証の持参を忘れた売主に本人確認情報作成のために提出してもらった免許証の更新期限が切れていたが、仲介業者や金融機関担当者の前で決済のリスケジュールする判断が出来ず免許証の有効期限を改竄してしまったというストーリー構成でした。受講者がスマホで回答していき、リアルタイミングで集計結果をモニターに表示する斬新な形式でした。

 

懇親会では、司法書士で名字研究家でもある髙信幸男先生による珍しい名字の読み方に関するクイズを出していただき、とても盛り上がりました。

2023年

5月

05日

【令和4年度司法書士試験】合格者向けの新人イベント(①実践司法書士講座②ざっくばらんな座談会)に参加。今年度は集合形式が復活。

 

今年も司法書士試験合格者向けの新人イベントに参加してきました。令和4年度合格者向けの今年度のイベントはコロナ禍以前の形式に戻ってきました。

 

   神奈川県司法書士会主催の「実践司法書士講座 商業登記編 総括講義」

神奈川県司法書士会が主催する令和4年度司法書士試験合格者対象の「実践司法書士講座」では商業登記編の総括講義を担当致しました。昨年はYouTube配信だったため収録業者と新人研修部スタッフの前で事前収録だったのですが、今年度は集合形式だったため受講者の前でリアルタイムの講義でした。

前回とは別の緊張があり、講義する私もしんどかったのですが、午前中2時間のディスカッション終了後の午後3時間の座学だったので受講生もきつかったと思います。

それでも、やはり合格直後の方々はとても真剣に受講されていたことが印象的でした。

 

   神奈川青年司法書士協議会主催の「ざっくばらんな座談会」

神奈川青年司法書士協議会が主催する新合格者向けの「ざっくばらんな座談会」にも参加してきました。

昨年はパネラーとしての参加でしたが、今年は後半のグループディスカッションに参加しました。合格直後は実務・勤務先・開業準備のことで沢山の悩みがあります。講義スタイルではなく座談会形式でざっくばらんに話し合うことが出来ることは青年会ならではのイベントで、参加者の方々には印象に残ったと思います。神奈川青年司法書士協議会の今年度の事務局長を務める私が入会届の提出先となっているのですが、座談会終了後、さっそく2名の方から入会届をいただき嬉しかったです。

 

終了後の懇親会には、神奈川県司法書士会の次年度会長・副会長の方々も駆けつけてくれました。

任意加入団体である青年司法書士協議会は、コロナ禍や昨今の会員数の減少などで活動が縮小していっているところですが、神奈川県司法書士会の次年度の会長・副会長が応援してくれていることはとても心強いことです。

2023年

3月

03日

子ども食堂を運営する「よこすかなかながや」さんを訪問。NPO法人設立登記申請手続を担当しました。

横須賀市の異業種交流会「相活ステーションよこすか」で、子ども食堂を運営する「よこすかなかながや」代表の和田信一さんにご講演いただいたご縁がありました。

 

今では全国各地に子ども食堂が多くあるとのことですが、学校がある日は毎日食事を提供していて、弁当まで用意しているのは全国でも「よこすかなかながや」さんだけだとのことです。

 

毎年、テレ朝のスーパーJチャンネルで特集VTRが放映されているとのことです。

https://youtu.be/7rtLgd3Ze1k

(↑)リンクは令和4年9月に放映された取材VTRです。

 

ちょうど運営団体がNPO法人としてスタートする節目ということで、NPO法人設立登記申請手続を受任することができました。相括ステーションよこすかの代表の公認会計士の先生と一緒に現地に伺い、代表の和田信一さんから事業活動に関して今後の展望や課題などを伺いました。その後に弊所にもご来所いただくなどして無事に設立登記が完了しました。

 

NPO法人よこすかなかながや」としてスタートされた後は、子ども食堂の運営だけではなく横須賀市役所内や市役所近辺で弁当販売の事業活動をされています。

私もたまたま通りかかったときに見覚えのある幟をみかけたのでカラアゲ弁当を買ってみましたが、500円でボリュームがあって良い味でした。

 

継続して充実した活動をされていて、今後も益々ご活躍されるであろう「よこすかなかながや」さんの節目にお役に立てたことは嬉しいことです。

2023年

1月

01日

本年もよろしくお願い致します。年始は1月11日(水)から営業しております。

2022年

12月

12日

「ぽこ・あ・ぽこ」施設職員の方々向け研修会に参加。障害者虐待防止法について職員の方々と一緒に学びました。

私が所属している神奈川県司法書士会の社会問題対策委員会では各施設に司法書士の講師を派遣する活動を行っています。

今回は、横浜市磯子区新杉田にある「社会福祉法人電機神奈川福祉センター『ぽこ・あ・ぽこ』」さんから講師派遣の依頼を承り、たまたま横須賀支部の先輩司法書士の方に講師を引き受けていただくことができたこともあって、私も会場で職員の方々と一緒に参加させていただきました。

 

研修会テーマは「障害者虐待防止法」です。

職員の方々は福祉専門職の方と、企業OBで技能指導を主にされている方と、職歴も年代も様々いらっしゃるように見受けられたのですが、今回の研修会はほぼ全職員にご参加いただいたとのことです。

 

『ぽこ・あ・ぽこ』さんのように就労移行支援事業・就労定着支援事業を行っている施設においては一般的に虐待と見られるようなことは起こり得ないと思いますが、障害者虐待防止法で規定する虐待の態様は様々なため、やはり事前に学習しておくことは大切なことだと研修会に参加して思いました。

 

全職員の方々が業務を切り上げて真剣に受講されていたことが印象的でした。

2022年

10月

10日

ひょうご全国研修会に参加。「アクエリひめじ」にて学ぶ遺産承継業務。

第50回全青司ひょうご全国研修会「ふみ出す一歩」に参加しました。今回の全国研修会は久しぶりに完全現地集合で、会場は真新しくて立派な「アクエリひめじ」でした。

 

基調講演明石市役所に勤務されている弁護士・社会福祉士の青木志帆先生によるご講義でだいぶ変わった職務経歴に関してのお話が印象的でした。

 

分科会は第1分科会「これからの司法書士の財産管理業務のあり方~遺産承継業務を中心に~」に参加。司法書士による遺産承継業務の基本的事項の確認と留意点、課題・問題点について学んだあとでパネルディスカッションが実施されました。パネリストとして横須賀支部の大先輩で遺産承継業務の第一線で活躍されている先生がご登壇されたいました。

 

 

翌日に参加した第11分科会「任意後見・死後事務の可能性と実践」では医療・介護・福祉の専門職の方々との連携、地域との連携を重視した後見業務の実践に関しての内容で、普段の研修会では聴く機会の無い貴重な内容でした。

2022年

8月

30日

関東ブロック研修会「外国人への法的支援の現場」 NPO法人外国人すまいサポートセンター様にご協力いただき大盛況。

私が実行委員長を務める全国青年司法書士協議会関東ブロック研修会が令和4年7月9日に無事に開催されました。

 

集合とオンラインのハイブリッド形式での開催となり、会場は約50名、オンラインは約90名にご参加いただきました。

 

テーマは、『外国人への法的支援の現場~多文化共生社会で躍動できる司法書士としての私たち~』で、前半の基調講演ではNPO法人かながわ外国人すまいサポートセンター(以下、すません)理事長 裵安(ペイアン)氏にご登壇いただき、外国人が直面している状況と支援の現場について、その歴史を踏まえてご講義いただきました。

 

基調講演直後には現地参加者とオンライン参加者、さらには関連団体の御来賓の方からも質問をしていただき、質疑応答がとても盛り上がりました。


後半では、すませんスタッフの方々による寸劇を交えた相談対応の工夫についてご講義いただいたうえで、オンライン参加者も含め各グループに分かれてディスカッションによる事例検討を実施し、こちらも大盛況でした。

 

また、研修会場のベノア横浜にて集合参加者による懇親会も開催することが出来ました。
感染症拡大が続くなかでのハイブリッド形式開催はとても悩ましいことでしたが、現地参加者にとってもオンライン参加者にとっても臨場感が伝わって盛り上がったので良い結果となりました。

2022年

7月

28日

元入国審査官・未来入管フォーラム代表の木下洋一先生とのパネルディスカッションにパネラーとして参加。映画「東京クルド」鑑賞会と。

  映画「東京クルド」鑑賞会とトークイベントに参加

神奈川の司法書士青年会の仲間と一緒に映画「東京クルド」の鑑賞会とオンライントークイベントに参加しました。

外国籍の方の収容施設の外での家族の様子や、2~3ヶ月に1度の頻度での仮放免期間延長申請の様子など全く知らなかった風景でした。映画監督と元入国審査官で未来入管フォーラム代表の木下洋一先生とのオンライントークイベントもとても盛り上がっていました。

 

  東京全国研修会「未来」に参加。分科会でのパネルディスカッションにパネラーとして参加

 

司法書士の全国の青年会主催の東京全国研修会に参加しました。久々の大規模な集合研修会でした。その研修会の分科会の一つを神奈川青年司法書士協議会で担当するすることとなりました。

 

第1部は木下洋一先生の基調講演「入管行政と外国人の人権」、第2部は木下洋一先生と神奈川青司協から4名参加のパネルディスカッションで、私もパネラーとして参加しました。行政書士と兼業で活躍している先輩司法書士とは違い、私は全く予備知識が無い状態での参加で緊張しましたが、「入管制度」「難民認定」「入管施設」「出入国管理及び難民認定法改正案」「入国問題と未来、司法書士への期待」という5つのテーマについて、どんな質問や意見に対しても木下先生が即答でしっかりと回答してくださったためとても有意義なディスカッションとなりました。

 

「日本で暮らす外国籍の方々が常に不安定な地位にいることを司法書士が知っておくことは大切なことだと思います。」という木下先生の言葉はとても印象的でした。

2022年

6月

01日

(①LECプロキャリア②神奈川県司法書士会③神奈川青年司法書士協議会) 新合格者向けのイベントに参加しました。

令和3年度新合格者向けの様々なイベントに参加しました。

コロナ禍で新人同士が集合する機会が無くなって、ここ最近の合格者が同期の繋がりを築くことが難しくなっていたようですが、今年になってようやく集合形式の研修やイベントが増えてきたようです。 

  LECプロキャリアのミニセミナー

私自身も受験生の頃と、合格後の就職活動でお世話になったLECプロキャリアからお声がけいただき、新合格者対象の「司法書士実務家ミニセミナー ~個人事務所勤務から開業まで~」にて講師を務めました。参加者の方々が新人研修が全てオンライン形式のため合格後の情報が不足しているように見受けられたことが印象的でした。

  神奈川県司法書士会の新人研修

神奈川県司法書士会新人研修の実践司法書士講座「商業登記編」の総括講義の講師を務めました。YouTubeにて後日配信形式ということで、司法書士会館で収録してもらったのですが、目の前に受講生が一人もいない状況で講義することはとても難しく、受講生にとってもしんどかったのではないかと思いました。

その後に開催された「債務整理編」ではグループごとの集合研修のチューター役を務めたのですが、新人さんは集合研修ということで、模擬相談でのロールプレイなど生き生きとしていたことが印象的でした。

  神奈川青年司法書士協議会のイベント

 

神奈川青司協主催の新合格者向けパネルディスカッション「ざっくばらんな座談会」にパネラーとして参加しました。任意加入団体である青年会のイベントということもあったので、業務内容や開業に関して、なるべく具体的に話をしたつもりです。ただ、まだ合格してからまもない時期の新人さんは、特別研修や認定考査に一番関心があったかもしれません。

2022年

4月

27日

鹿児島で『伴走型支援』について考える。~青年会の全国大会と定時総会~

★鹿児島で青年会の全国大会(1日目)

司法書士の全国の青年会(全青司)があります。任意加入団体です。会員数が2,376名(2022年1月1日現在)なので、司法書士全体の約10%ちょっとが会員となっていることになります。

令和3年度は神奈川県から全青司会長が選出されたため、神奈川青年司法書士協議会メンバーにより事務局が構成され、私は事務局次長を務めました。

その任期が満了することとなる第55回定時総会の前日に、鹿児島県の桜島の近くで開催された全国大会に神奈川事務局メンバーと一緒に参加しました。

 

第1部基調講演では講師の東京大学先端科学技術研究センター特任教授の湯浅誠さんより、子ども食堂や学習支援の活動についてご講義いただき、第2部活動報告では、かごしま全国大会実行委員会から子ども食堂での取組みについて発表があり、第3部『つながりつづけるために』というテーマのパネルディスカッションという構成でした。

子ども食堂と聞くと貧困世帯への単発的支援というようなイメージがありましたが、様々な年代の方、様々な立場の方が集う交流の場として地域で重要な役割を果たしている所もあるそうです。地域社会と「つながりつづけること」や、単発的な支援ではない「伴走型支援」の意義に関して仲間と一緒に考える良い機会となりました。

 

★青年会の定時総会(2日目)、神奈川事務局メンバーと。

全国大会の翌日には第55回全青司定時総会が開催されました。

私は事務局メンバーとして神奈川メンバーと一緒に運営のお手伝いをしました。スムーズに終わり、これをもって令和3年度事務局の役割が完了しました。大きな組織なので会長と事務局長は毎日休む間も無く走り続けていました。私は対外的・対内的な文書チェックが主な役割だったのと、コロナ禍以後は代表者会議などがオンライン実施だったので、移動や作業の負担は少なかったのですが、それでも日常業務と並行して行う必要があったため、役割が完了してホッとしました。ホッとしたのもつかの間、本年7月には全青司関東ブロック研修会の開催が予定されていて私が実行委員長なので帰りも気が抜けなかったです。

 

感染状況拡大の心配もあり、関東ブロック研修会は完全オンラインでの開催を予定していまいたが、今回の全国大会に参加し、定時総会の舞台裏で運営スタッフとして参加して、現場の盛り上がりを感じたこともあって、帰りの飛行機の中で、やはり関東ブロック研修会は完全オンラインではなく現地とオンラインのハイブリッド形式での開催を検討したいと思った次第です。

2022年

2月

02日

8階建ての立派なビル!愛知県司法書士会の視察に同行! 後半は、西三河支部を訪問。

★愛知県司法書士会の視察に同行★

 

神奈川県司法書士会において令和2年9月に立ち上がった組織財務検討委員会の委員を務めています。私以外のメンバーは神奈川県会の現役の役員や支部長経験者の方々で私は書記役として参加しています。神奈川県会では新しい会館建築が完了した節目ということもあり、組織の活動や財務を再検討しているところです。

その委員会活動の一環で、神奈川県会と同規模会で最先端の相談システムを運用している愛知県司法書士会を視察することとなり、神奈川県会の事務局長・事務局員、副会長・事業部長の4名に同行し、私を含め神奈川県会から計5名で愛知県会の本部ビルを訪れました。

 

愛知県会が率先して運用している相談システムの説明、8支部での相談センターの運用、会館コストなどについて、愛知県会の副会長の方々や事務局職員の方々に丁寧に説明していただきました。

完成したばかりの神奈川県司法書士会館もカッコ良いのですが、8階建てのビルはとにかく立派で圧倒されました。エレベーターにかかる電気料金やビルの定期メンテナンスにかかるコストなどシビアな話も聴かせていただきました。

 

 

★午後は西三河支部を訪問★

愛知県会の本部を視察した日の午後には、岡崎市シビックセンター内にある西三河支部の事務局を訪問しました。広々して綺麗なシビックセンターには公証役場や税理士会の事務局などもあり、市民が相談する場所としては最適な立地にありました。

愛知県司法書士会の現役の会長に直接ご対応いただき、支部相談センターの運営や支部会費・本会からの助成金や交付金に関して詳細に説明を受けました。神奈川県司法書士会でも相談会の在り方や支部会費などを見直ししている最中で節目にあります。

そのようなタイミングでの今回の視察はとても有意義なものだったと思います。そんな貴重な視察に、たまたま私が同行させてもらえることになり、幸運だと思いました。

 

帰りは自分だけ岡崎市で一泊して岡崎城を見学してから帰りました。

2022年

1月

01日

おかげさまで本年、創業3周年を迎えます。本年もよろしくお願い致します。

【令和】と同日にスタートした司法書士いいだオフィスは、

おかげさまで本年、創業3周年を迎えます。

どうぞよろしくお願いいたします。

2021年

11月

01日

【姫路ハイブリッド代表者会議】に現地参加。 ~登記原因証明情報《作成権限》の検討と、これからの青年司法書士~

令和3年10月23日と24日の二日間にわたり兵庫県姫路市で開催された代表者会議。

司法書士の青年会が各地域にあります。その全国会の会長が今年度は神奈川会から選出された関係で私も名ばかり事務局次長を務めています。

オンライン会議が普及していなければ今ごろ全国各地の会議にスタッフとして駆り出されているところですが、これまで全ての会議が完全オンラインで開催されてきました。

今回は感染症拡大が弱まってきた時期のため、オンライン参加と現地参加併用のハイブリッド形式で全国各地の青年会の代表者が集まった会議が開催されました。

今回は私も現地スタッフとして参加しました。

 

登記原因証明情報作成権限」などを巡るこれまでの動き。

~これからの司法書士の青年会の在り方。~

 

今回の会議で、私も所属している全国青年司法書士協議会の民法・不動産登記等研究委員会の委員長より、登記原因証明情報作成権限の歴史というか、これまで法務省、日司連、日政連などで行われてきた検討や議論の概要の説明がされ、その内容を踏まえて各地の代表者の間で活発に議論が行われました。さらに後半では、青年会に特有の悩みや希望について情報と意見の交換がされとても有意義な会議でした。

 

 

~登記原因証明情報作成権限とは?~

登記申請(ex.所有権移転登記申請)という手続上の原因となる、実体上の事実(ex.売買)の裏付け・真正担保の資料として登記原因証明情報を提供する仕組みがあります。

オンラインによる登記申請の実務では、当事者が作成した当該書面をスキャナでデータ化したものを申請データに添付してオンラインで提供するのですが、後から当該書面(紙)を管轄法務局宛に郵送するという、なんともアナログな方法により手続がされることが一般的です。

この登記原因証明情報作成権限は申請手続の当事者、特に義務者にあるとされています。

 

作成権限を有する登記申請手続当事者が電子署名をすることが出来れば、場合によっては裏付け資料も含めて完全にオンライン申請で完結することができるのでしょうが、なかなか個人の電子認証(オンライン上の実印)システムの普及は進まないでしょうし、権利証がデータのものと紙のものがあるため、個人の電子認証を活用したとしても、手続上、オンライン申請の後で紙の権利証を郵送する必要があるケースもあり、やはり完全なオンライン手続の実現は今のルールのままでは困難だと思われます。

そこで、登記原因等に関する調査・確認権限及び登記原因証明情報作成権限を登記に関する専門職である司法書士が取得することにより不動産登記制度のデジタル化を実現させようという検討と議論が進められているようです。

青年会では、デジタル化への対応が困難な市民に対しても十分配慮した制度設計とすることを求める前提で、この大きな権限取得について基本的に賛成する姿勢を示しています。

(冷静に考えれば、司法書士に登記原因証明情報作成権限が無い現状においても、実際には司法書士が書面を作成して確認して申請代理を行っているため、専門職にかかってくる登記原因証明情報に係わる責任の重さは変わらないかもしれませんが。)

 

いずれにしても、大きな権限取得には重い責任が伴うこととなるため、我々専門職にとっては制度化に向けた今後の議論を注視していかなければならないことはもちろんですが、一市民としても、自己の財産の権利の発生・変更・消滅を反映させるための手続に関して、今よりも多くの権限を専門職に委託することになることになるため、やはり新しい制度が創られるときにはその過程も含めて注視していく必要があると思います。

2021年

8月

30日

【相活ステーションよこすか】で。 無戸籍問題を紹介。

★相活ステーションよこすか★

コロナ禍になる前に参加した7士業合同相談会で知り合った同世代の公認会計士の方の紹介で、相続を円滑に進めるために2014年に横須賀で結成された「相活ステーションよこすか」という異業種交流会の正会員となりました。

相活ステーションよこすか | 円満相続実現を目指します (soukatsu.or.jp)

参加メンバーは、公認会計士、行政書士、弁護士、司法書士の士業や、国交省職員、大学院生、書道家、保険業界の方々などで毎月開催される勉強会や懇親会はとても充実した内容となっています。

【無戸籍問題】を紹介

 2021年7月の勉強会は私が講師役を担いました。

今まで神奈川県司法書士会で参加してきた無戸籍問題の研修内容や井戸まさえ元衆議院議員の書籍の内容が素晴らしかったので、情報を内々で留めておくことは勿体ないと思い、自分が業務として扱ったことは無いのですが良い機会なので今回の勉強会のテーマは【無戸籍問題】にしました。

参考にしたのは以下のものです。上手く講義することは出来なかったものの、無戸籍問題があるということだけでも伝えられたことは良かったです。

★平成30年10月23日開催

 「無戸籍問題に関する研修会」 講師 司法書士

★令和2年1月23日開催

 「無戸籍問題についての現状と取り組み」

  講師 横浜地方法務局 戸籍課第二係長

★令和3年2月9日開催 「無戸籍問題に関する研修会」

 講師 元衆議院議員 井戸まさえ氏

 

☆書籍『日本の無戸籍者』岩波新書 井戸まさえ著 

☆書籍『無戸籍の日本人』集英社  井戸まさえ著 

 

「相活ステーションよこすか」の正会員となったのはコロナ禍になってからなので定例会が中止になったり、しばらくはZoomによるWeb開催が主流でしたが最近では現地開催とWeb開催のハイブリット形式による開催となっています。

年内は難しいかもしれませんが再び懇親会も開催できるようになれば良いです。

2021年

6月

16日

『無戸籍問題』 井戸まさえ先生をお招きした研修会。

元衆議院議員の井戸まさえ先生に

ご講義いただいた無戸籍問題

無戸籍者が生まれる法的な背景や無戸籍者の実情など

 

私が現在所属している神奈川県司法書士会の社会問題対策委員会のワーキングチーム主催で、無戸籍問題に対する取り組みで著名な元衆議院議員の井戸まさえ先生にご講義いただく研修会が開催されました。

 

当初は集合型研修会を予定していたのですが、ワーキングチームのスタッフだけが会館で立会いをして参加者はWeb参加でした。

今まさに改正の議論が進められている民法第772条(嫡出の推定)の規定上の父ではなく、血縁上の父を子をの戸籍に記載あしたいと希望していることにより出生届がされないことにより無戸籍者となってしまうことが無戸籍の原因の6~7割を占めるとのことです。

 

令和1年12月10日時点の統計では全国で把握された無戸籍者は2,710名で解消率70%、神奈川県内では201名で解消率は65%とのことです。

~無戸籍者の救済措置、戸籍を得るための手続~

 

無戸籍者であっても要件を満たして適正な手続をすれば、住民票への記載や、児童福祉行政上のサービスを受けることや、国民健康保険証の取得、就学、婚姻などをすることはできるとのことです。

 

また、①嫡出否認②親子関係不存在確認③認知④就籍(親が不明なケース)に係わる家裁の調停や裁判を経たうえで戸籍を得るための手続があるとのことで、各手続についても説明をしていただきました。これらは法務省のホームページでも図とともに説明がされています。

 

井戸まさえ先生の熱い講義は是非とも参加者全員に生で受講してもらいたかったところ感染症対策から受講者はWeb参加となりましたが、ため息を掬い上げて支援に繋ぐ、業務に繋ぐというプロセス、法律や制度の不備を発見して制度改善を実現へ向けて行動していくマインドを参加者全員が感じ取ることができる素晴らしい研修会でした。

2021年

4月

09日

(なぜか)兵庫県司法書士会の会員研修で講師をすることに。

債権法改正「賃貸借」パートの講義を担当。

司法書士の青年会の全国会があって、民法・不動産登記等研究委員会に所属しています。

神奈川だけの青年会のなかで勉強会の講師というか、発表者として参加した経験はありましたが、都道府県の司法書士会本会主催の研修会の講師を担当したことは初めてでした。

 

しかも委員長のつながりがあったらしく、なんと兵庫県司法書士会からの依頼を委員会が引き受けたとのことでした。債権法改正シリーズで私は賃貸借だけのパートを1時間講義する役割だったのですが、受講者は青年会とか先輩後輩関係なく司法書士30~40名なので下手なことは言えないので準備は大変で、本番は緊張しました。

 

当初は兵庫県の会場に委員長と2人で伺う予定でしたが、感染症拡大の影響で講師2名だけはZoomによりオンラインで参加して、受講者だけは会場に集合する形態でした。その形態で発表すること自体が初めてだったので戸惑いましたが貴重な体験をできたので良かったです。

特に「賃貸人の地位の移転」の理解が難しかった。

 

債権法改正のなかでも賃貸借に係わる条文改正は、ほとんどが今までの判例法理などを整理したものだったので、例えば敷金などに関する条文が新設されたといっても、条文を読めば理解できる内容なので伝え易い部分ではありましたが、特に「賃貸人の地位の移転」に係わる条文に関しては、私自身が受験生の頃から現在まで良く理解できていなかった部分なので、今回は講師としてちゃんと理解しておかなければならないと思い年末年始に猛勉強しました。日々の業務をしていくなかで落ち着いて賃貸借の条文だけを読み込んだり専門書を読み込んだりする気にはなれないので、自分自身が勉強する良い機会となりました。

2021年

3月

06日

『本と私』インタビューで。 髙村薫作品【照柿(てりがき)】を紹介。

髙村薫作品を紹介。

1冊だけ選ぶルールなので「照柿(てりがき)」。

神奈川県司法書士会の会員向けメルマガやまゆりというものがあって、その中に会員が毎月1人ずつリレー形式で本を1冊紹介するというコーナーがあります。

令和3年1月号は私が担当でした。

司法書士の業務やプロボノ活動とは無関係なので迷いましたが、中学生の頃から気に入っていて書籍を集めている髙村薫作品を紹介しました。

 

髙村薫作品として紹介したかったのですが1冊をピックアップするルールなので、時系列で「マークスの山」と「レディジョーカー」の間に位置する「照柿(てりがき)」を選びましたがインタビュー中は髙村薫作品全般について語ってしまいました。

1千冊の中からの1冊

私はとにかく昔から本が好きで、所有している書籍は漫画が約800冊以上、仕事のための専門書や小説などは200冊以上で合わせて1,000冊は優に超えています。電子書籍は苦手で本そのものの匂いや手触りや重さなどに魅力があると思っています。

本が好きでたまらなくて1千冊のコレクションの中から1冊選ばなければならないとしたらこの1冊!というニュアンスで、髙村薫作品の魅力と本そのものの魅力などを伝えたつもりでしたが、上手く伝えることができませんでした。

 

なんにせよ身近に髙村薫ファンがいないため、このような形で紹介できて良い思い出となりました。

2021年

2月

05日

民事法研究会発行の50周年記念書籍に! (司法書士の全国青年会50周年~使命を胸に~③)

司法書士の全国青年会の50周年記念誌として。

株式会社民事法研究会から書籍が発行されました。

 

使命を胸に~青年司法書士の軌跡~

[全国青年司法書士協議会50周年記念誌]

編者 全国青年司法書士協議会

発行 株式会社民事法研究会

定価 本体2,900円+税

 

私が参加した民事法研究会さん本社で行わてた座談会の記事や、同期の仲間たちと同席して文字起こしをした日司連名誉会長の方のインタビュー記事などを掲載してもらうことができました。

  

~座談会『全青司の軌跡とこれから』~

寄稿者は錚々たるメンバーなのですが、特に座談会『全青司の軌跡とこれから』の記事では新人枠として名前と発言を掲載してもらえたのでとても光栄で良い記念となりました。

青年会会員枠で記念に2冊購入した後で、会長さんが1冊プレゼントしてくださったので3冊手元に届きました。

 

一般購入できる書籍です。

司法書士はもちろん、これから司法書士を目指す方々には是非とも購入して読んでいただきたいものです!!

2021年

1月

01日

おかげさまで本年3期目に突入。どうぞ宜しくお願いします。 新年は1月5日(火)から営業しております。

2020年

12月

15日

あの民事法研究会さん本社を初訪問! (50周年記念~使命を胸に~②)

あの有名な(一部の職種の方々に)株式会社民事法研究会さんの本社に初訪問してきました。

特に我々司法書士はお世話になっております。株式会社民事法研究会出版の書籍を一度も手に取ったことが無いという司法書士は一人もいないはずです。たぶん。

 

司法書士の青年会(全国青年司法書士協議会)の50周年記念行事の一環で青年会の会長さんや副会長の方々との座談会に新人枠で参加させてもらうことが出来ました。青年会50周年記念誌を発刊するということで,この座談会の内容も掲載していただくとということです。

 

 

コロナ禍が本格化する直前の令和2年2月上旬で,当時の全国青年会の会長さん,副会長さん2名,兵庫青年会会長さん,埼玉青年会前幹事長の方,それと新人枠で私と東京会の方の2名が参加者でした。

全青司50年間の歩み,今日的取組み,青年会の活動内容,今日的課題,司法書士の使命と活動のこれから,といったテーマについて執行部や若手で意見を取り交わすという内容でしたが,ベテランで現役執行部の方々の前で緊張してしまい,しかも具体的な活動がほとんど出来ていない状態なので中身のある意見もいえず空回りする一方でしたが,貴重な経験が出来ました。

 

まぁ,あくまでも「若手」という枠での参加だったので空回りした意見しか出せなかったことは「若手」らしさが出ていて良かったのかもしれません。

 

コロナ禍の前だったので,座談会終了後に参加者全員と民事法研究会の社員の方と一緒に懇親会が出来たことが嬉しかったです。早くコロナ禍が終了して、このようなイベントを開催できるような状況になってほしいものです。

2020年

11月

28日

日司連名誉会長のインタビューに同席。(50周年記念~使命を胸に~①)

~日司連会長・全国青年会会長の経験者の方への

インタビューに同席させてもらいました~

 

司法書士の全国青年会(全国青年司法書士協議会)の50周年の記念誌制作の企画の一つに,全国青年会の会長や日司連(日本司法書士会連合会)の会長を経験された大先輩にインタビューするという企画があり,神奈川の同期合格の4人で同席させてもらいました。

インタビューアーは神奈川県会の先輩で全国青年会の会長経験者の方,当時の現役の会長と副会長だったので同席した我々4人は恐縮してばかりで聴いていただけでしたが,とても貴重な経験でした。

神奈川青年会50周年記念講演会で早稲田大学教授の水島教授が仰っていた「司法書士も七者であれ」という言葉を思い出しました。「司法書士も記者であれ。」 

 

~「若手司法書士の役割」「職務上請求書の統一」「日司連研修所」の話~

取材に応じてくださった方は現在の日司連の名誉会長の方です。四国地方ご出身の方で司法書士が国家試験になる前の最後の認可試験が行われた1978年合格とのこと。

なんと私が生まれる前に合格されたのですね。

その方が司法書士になった当時はまだ司法書士業界は旧態依然としていたことや,いつのまにか全国青年会の会長職にまでなっていたことなど詳細に語ってくださいました。

また,日司連会長時代に東日本大震災の非常事態に対応された話や日司連で職務上請求書を統一した際の経緯なども説明してくれました。今では当たり前のように全国の市区町村に戸籍など請求する際に利用している職務上請求書も最初から当たり前のように統一されていたわけではなく,また様式統一の際には一定程度の反発もあったとのことです。

インタビュー内容の詳細は記念誌に掲載されているので省略しますが,私が現在所属している研修所創設の経緯や所長を務めた際のお話が印象的でした。

 

また,「今の合格者は,今の制度が最初からあったと思ってほしくない。先輩が,以前からいろいろなことを積み重ねてきた結果が今の司法書士制度である。」

「これから新しい制度を創っていくのは,そんなに奇抜なことではない。ある程度今の制度をベースにしながら様々な議論が出てくるはずなので,そういうのをまとめながら将来に繋げるということが実は若い人の役目である。」 

という言葉が強く響きました。

2020年

11月

16日

長野県で開催ハイブリット役員会に出席。 【法務省の養育費不払い解消に向けた検討会議】の内容に沿ったディスカッション。

~長野県で開催された司法書士の全国青年会のハイブリット役員会に出席~

令和2年11月14日に長野県長野市で開催された司法書士の全国青年会の役員会に出席してきました。昨今の感染症対策のために会議や研修会がオンライン主流で実施されています。今回の役員会はオンラインと会場リアル参加のハイブリットで,神奈川の仲間と手分けをして私は会場リアル参加してきました。

 

~養育費の不払い問題に関してのディスカッション~

今回の役員会では通常の報告事項や議題の他に,メイン議題として「養育費不払い問題」に関してディスカッションが実施され,4グループZoomで2グループ会場リアル参加の構成でした。

まず前提として【法務省の養育費不払い解消に向けた検討会議】の内容に関しての解説があり,その結果に沿って司法書士が検討するべき課題をピックアップする内容だったので,漠然とした議論にならず各グループから具体的な提案がされ充実したディスカッションとなりました。 

 

~法務省の養育費不払い解消に向けた検討会議~

法務省の養育費不払い解消に向けた検討会議での検討課題のブロックは以下のとおりです。

・子の養育に関する請求権をより強固なものに位置付けるための制度的方策

・取決めを促進するための制度的方策

・紛争解決手続(裁判,ADR)を通じた取決めを容易にするための制度的方策

・紛争解決手続を通じた取決めに子の意思を反映させるための制度的方策

・取決めができない場合に,それに代替するものを確保するための制度的方策

・取決めの促進に向けた国・自治体の関与を強化するための制度的方策

 

ディスカッションでも特に検討されていたADRを通じた取決めや支払い実現を容易にするための制度的方策については特に我々司法書士が積極的に意見をしていく点ではないかと思いました。

日本司法書士会連合会も養育費の不払い問題に関しては積極的に取り組んでいく方針で,たまたま会議の後に日司連の担当者の方とじっくり話す機会があり,これもたまたま私が所属する神奈川会の社会問題対策委員会のワーキングチームが神奈川会として相談窓口設置を検討する窓口の一つなので,今回の役員会はリアル参加した甲斐がありました。

 

そして,神奈川会から次年度の会長さんが立候補するので,事務局予定者の仲間と一緒に自己紹介をしてきました。次年度はさらに充実した青年会活動になりそうです。

2020年

9月

16日

法務局の遺言書保管官(!)に教えてもらった。 新しい遺言制度。

令和2年7月10日に法務局による遺言書保管制度がスタートしてから,ちょうど2か月間が経った令和2年9月11日に開催された神奈川県司法書士会主催の研修会「自筆証書遺言書保管制度の実務と手続きについて」に参加してきました。

ご講義いただいたのは横浜地方法務局供託課の「遺言書保管官」の方です。 

今回スタートした遺言書保管制度によって「遺言書保管所」(神奈川県では横浜地方法務局本局の供託課と各支局)という新しい役所や「遺言書保管官」という新しい役職が創設されました。

既に横浜地方法務局本局では約250件超の保管申請が受け付けられたとのことです。

~ポイントまとめ~

・「検認」が不要に!

・法務局に遺言書を長期間保管してもらえる! 

・関係する相続人等にお知らせが届く!

遺言書保管制度の利用方法に関しては法務省民事局商事課の「法務局における自筆証書遺言書保管制度について」が図解等によって解りやす説明されています。

本研修会は参加者全員が司法書士なので大きく①遺言者による手続の段階と②遺言者の死後に関係相続人等が行う手続の2パートに分けた上で,関連法令等(法律・政令・手数料令・省令・取扱手続準則)に関して遺言書保管官の方に詳細解説していただくという専門性の高い講義内容でした。

 

遺言者による手続(生前の局面)は住所等変更の届出以外は遺言書保管所へ出頭して行うことが必要となりますが,遺言書を複数作成して複数回保管申請をする場合には同じ保管所に行う必要があるとのことです。その間に遺言者が遠方に転居した場合はどうなるのだろうか等と気になりましたが,まだ制度がスタートしたばかりなので現場の相談事案等を集約していく中で制度が改善されていくだろうとのことです。

 

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2020年

5月

01日

おかげさまで創業1周年。皆様に感謝申し上げます。 これからもお役に立てるように励みます!

弊所は令和1年5月1日に改元と同時に創業し,皆さまのおかげで創業1周年を迎えることが出来ました。

自分が生まれ育ったからという理由だけで特に伝手もなく横須賀市で開業しましたが,地元住民の方々,市内に限らず横浜市・東京都の金融機関の方々,不動産業者の方々,他士業の方々,そして同業者の方々に支えられてやってこれました。 

~コロナ禍の影響で債務整理や生活保護に係わるご相談も増えてきています~

令和2年に入ってから誰も予想できなかったコロナ禍の影響で,債務整理や生活保護に係わるご相談も増えてきています。法テラスや生活保護相談の同行など,まだまだ認知されていない制度や活動についても説明差し上げますので,初めての方々もまずは電話やメール等で是非ともお問合せください。 

 

弊所では引き続き感染症予防を心掛けながらお待ち申し上げております。

2020年

4月

07日

神奈川県司法書士の青年会による「緊急生活保護ホットライン」 新型コロナウィルス感染拡大の状況を受けて。

新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、神奈川県の司法書士全員を対象とした研修会が3月~5月末まで全て中止になりました。委員会活動なども集合スタイルではなくオンライン会議を中心としたものとなっています。

弊所でも、お客様との面談や病院や高齢者施設での面会を極力しなくても支障がないように配慮している次第です。 

 

~「緊急生活保護ホットライン」~

さて、今年の2月に開催された神奈川県司法書士の青年会(神奈川青年司法書士協議会)の総会で、当会の幹事に就任いたしました。青年会は強制加入ではなく任意加入団体なのでフットワークが軽いことが特徴の団体です。青年会だからこそ出来る活動に携わっていきたいと考えています。 

その神奈川県司法書士の青年会では毎年1月に生活保護受給に係わる電話相談会を開催していますが、この度の新型コロナウィルス感染拡大の状況を考慮して、生活上・家計上の不安をかかえる方々が増加することを想定して「緊急生活保護ホットライン」を開設しました。

 

パンフ(↑)に記載されているとおり、生活保護や債務整理の相談などを想定しています。

今のところ、少なくとも5月末頃までは運用を継続していく見込みです。

私も相談員として参加します。

相談者の方々の不安を少しでも取り除くことができたら幸甚に思います。

2020年

1月

29日

福岡県の博多天神で開催された、代表者会議(全国青年司法書士協議会)にオブザーバーとして参加してきました!《後半》~検討が進む「裁判のIT化」「3つのe」って?~

福岡県の天神にて,令和2年1月18日と19日の二日間に亘って行われた全国青年司法書士協議会の代表者会議において「裁判手続等のIT化」に関する発表も興味深いものでした。 

「裁判手続等のIT化」~「3つのe」って?~

 「裁判手続等のIT化」~「3つのe」って?~

平成30年6月15日に閣議決定された「未来投資戦略(成長戦略)2018」では,裁判手続等のIT化について,「司法府による自立的判断を尊重しつつ,民事訴訟に関する裁判手続等の全面IT化の実現を目指すこと」としたとのことで,段階的な取組の一環として法制審への諮問に向け裁判手続等IT化研究会で検討・準備が始まっているそうです。 

裁判手続が電子化されれば,訴状提出、事件管理、口頭弁論や審理手続の一連の手続もオンライン化されることになるようです。

(裁判手続のIT化における「3つのee提出」、「e事件管理」、「e法廷」)と呼ばれるそうです)

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2020年

1月

18日

福岡県の博多天神で開催された、代表者会議(全国青年司法書士協議会)にオブザーバーとして参加してきました!《前半》~「所有権放棄の仕組み作り」とは?~

福岡県の天神にて,令和2年1月18日と19日の二日間に亘って行われた全国青年司法書士協議会の代表者会議にオブザーバーとして参加してきました。

全国各地の青年会の代表者が集まって,活動報告や研究成果を発表する場で、各オブザーバーも含めると約80名くらい参加者がいたと思います。

 

「所有権放棄の仕組み作り」

~「要らない土地は放棄できる?」~

「所有権放棄の仕組み作り」~「要らない土地は放棄できる?」~

様々な研究成果の発表の中でも特に興味深かったのが「不動産所有権の放棄」に関する発表でした。

私も相談者から「実家や預貯金を相続したのはいいけれど、まだ行ったこともない遠方にある雑木林は要らなかったのだけどなぁ。税金の負担がかかるだけだし、火事でもあったら大変だし。」というような悩み事を聴いたことが何度かあります。

土地は、建物と違ってよほどのことが無い限り物理的に滅失することはありません。

では、観念的な土地所有権を放棄することはできるのでしょうか。できるとしたらどのような手続によるべきなのでしょうか。 

~自分のものを捨てるのも自由にできそうだけど・・・~

現行民法においては、所有権の放棄に関する規定がなく、土地所有権の放棄の可否について確立した判例はありません。(法務省法制審議会の民法・不動産登記法部会資料より) 

ある判決では、原則として土地所有権放棄は可能だが、例外的にその権利放棄が権利濫用等に該当する場合には無効であると判断しているようです。

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2020年

1月

01日

本年もよろしくお願いします。 年始は1月6日(月)から営業しております。

2019年

12月

03日

2020年4月スタート!【配偶者居住権】って? ~法務局の方をお招きした横須賀支部研修会~

令和1年11月に開催された横須賀支部研修に参加してきました。

 

内容は「民法改正に伴う法務局の事務取扱いについて~遺言書保管制度と配偶者居住権の登記を中心に~」で,講師としてお招きしたのは横浜地方法務局横須賀支局の総務課長の方と第一統括登記官の方です。

相続法改正の内容について学ぶ研修は頻繁に行われていますが,法務局の方に実際の事務手続について説明してもらう研修には初参加でしたので貴重な話を聴くことができました。

 

~2020年4月スタート!【配偶者居住権】ってなに??~

今の制度のままだと,一般的な家庭で亡くなった人と一緒に暮らしていた配偶者が自宅を相続した場合に,それだけで相続財産の大半を引き継ぐこととなり,他の預貯金などの配偶者の取り分が乏しくなってしまいます。

そこで,相続を前提とした「配偶者居住権」という居住建物の使用権限のみを認める権利を創設することで,相続後も配偶者が安心して住み慣れた家で暮らし続けられるようにしました。

 

例えば,夫婦で暮らしていた自宅の土地建物の価額が2000万円の場合,「建物を使用する権限だけの権利」は当然に土地建物の価額よりも低くなり,例えば配偶者居住権の価額は1000万円と評価されれば,その分だけ配偶者は他の遺産を引き継ぐことが出来るようになるというわけです。

 

死亡時の配偶者と子供との間に血縁関係がなく、疎遠な関係である場合などをイメージすると,理解しやすいかもしれません。自分の子供に財産を引き継いでもらいたいけれど,最後まで一緒に暮らした配偶者にはずっと自宅で暮らし続けてほしい,その他の預貯金や有価証券などの遺産はなるべく公平に,配偶者が生活に困らないようにしてほしいといった想いの実現に適う制度だと思います。

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2019年

11月

22日

『災害対策・被災者支援に関する研修会』(神奈川県司法書士会・神奈川県青年司法書士協議会の共催により11月19日実施)参加メモ。

 

11月19日に開催された「災害対策・被災者支援に関する研修会」に参加してきました。

 

災害一般の基礎知識,災害法制や公的支援制度の解説,司法書士としての関与の在り方や相談に際しての心構えや留意するべきことなどについて,日本司法書士会連合会の市民救済委員会委員を務めていて被災地相談の経験が豊富な司法書士に講義してもらいました。

 

神奈川県公式ウェブサイトに,令和元年台風第15号(第19号についても一連の災害として)に伴う横浜市の被害状況が,被災者生活再建支援法(平成10年法律第66号)に基づく適用要件を満たしたため,同法の適用を決定した旨が掲載されていました。神奈川県でも同法の適用は今回が初めてとのことです。 

令和元年10月9日の公示文より (出典 神奈川県公式ウェブサイト) 

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/bousai/shien/r1_taifu15_saikenshienho.html

 

今回の台風による被害状況の深刻さが伝わってきます。

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2019年

11月

16日

県立保険福祉大学で開催された【地域包括ケアフォーラム】に 相談員として参加してきました。

 11月16日(土)、神奈川県立保健福祉大学で開催された地域包括ケアフォーラム(横須賀市地域医療推進課が主催)に神奈川県司法書士会の横須賀支部としてブースを出展しました。私も相談員として参加してきました。

司法書士会横須賀支部から私を含めて5名が参加しました。

相続や任意後見のご相談でお立ち寄りいただくことが出来ました。

出展ブースでの受付場所と、相談用の部屋を別々に用意してもらえたことは良かったと思います。

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2019年

11月

13日

~神奈川青年会50周年式典に参加~ 「憲法とは何か」・「司法書士の使命とは何か」みんなで一緒に学んできました!

 箱根湯本温泉のホテルで開催された神奈川の司法書士の青年会(神奈川青年司法書士協議会)の50周年式典に参加してきました。

記念講演の講師としてお招きしたのは早稲田大学法学学術院教授の水島朝穂(みずしまあさほ)先生です。 

~「ルールのルール、メタルール」って?~ 

~「司法書士も7者であれ!」って??~

台風19号の影響など心配でしたが、箱根湯本駅周辺は例年どおりの賑わいだった印象でした。

今回の記念行事は、神奈川の青年会の直近7~8年間の歴代の会長さん達が中心に企画してくれて、神奈川県司法書士会の前会長さんなども含めて約40名ほどの参加でした。

 

司法書士試験の受験を終えてから憲法について学習する機会が少なくなったので、今回の式典は司法書士の仲間たちで集まって一緒に学習する良い機会となりました。

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2019年

11月

12日

県立保健福祉大学【地域包括ケアフォーラム】に相談員として参加します!

 

 

11月16日(土)10:00~15:30に、

 

神奈川県立保健福祉大学で開催される

【地域包括ケアフォーラム】に参加します。

 

主催は横須賀市地域医療推進課です。

 

神奈川県司法書士会横須賀支部の

個別相談ブースの相談員として参加いたします。

 

是非ともお立ち寄りください!

 

 

士業は初参加で、現横須賀支部会長が横須賀市からお話を受けて参加に至ったとのことです。

 

市民公開講座や各種セミナーが実施されている中で並行して個別ブースを自由に回ることができる催しのようです。医療、介護、福祉、消防などの関係者が多く集まる中で、相続、遺言、成年後見などの相談の受けてとして我々司法書士が役に立てたら幸甚です。

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2019年

11月

10日

【7士業無料相談会】に参加してきました!

2019年11月9日(土)に開催された、横須賀7士業合同無料相談会に参加してきました。

 

少し寒かったのと、横須賀モアーズシティ1階の人通りの多い通路沿いに机とイスを並べただけでパーテーションは無かったので、少し相談しづらいかなぁと思ったのですが、意外にも多くの方にご相談いただくことが出来ました。

当日は13:00スタートだったのですが、開始前から並んでいるお客様もいらしたので、予定より20分くらい早く開始しました。

 

司法書士からは5名参加で、2人ずつくらい交替で対応し、私は4組のご相談を受けましたが、相続と遺言の内容がほとんどでした。 

一緒に参加した横須賀支部長の先生の話によれば、相談したいことはあってもまず何処に行けばいいのか分からないという方々が多くいるようです。なので、こういった士業合同相談会があると受付で振り分けてもらえるので相談者の立場に立てば相談し易いと思います。

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2019年

10月

29日

2019年11月9日(土)【横須賀7士業合同無料相談会】

 

2019年11月9日(土)に京急横須賀中央駅近くのモアーズ前で開催される、横須賀7士業合同無料相談会に参加いたします。 

 

日時:2019年11月9日(土) 

   13:00~17:00

場所:横須賀モアーズシティ前

 

相談料は無料(お一人様 30分程度) 

予約不要、当日先着順に受け付け

 

お待ちしております。

 

~7士業って??~

 

写真のパンフレットは神奈川県弁護士会が作成したもので、神奈川県弁護士会横須賀法律相談センターのHPからも案内を確認することができます。 

今回の相談会は各士業の横須賀・三浦支部などが合同で主催となっています。

 

「7士業」という用語や定義はありませんが、今回の相談会は、我々司法書士、弁護士、土地家屋調査士、社会保険労務士、行政書士、税理士、社会福祉士の7種の士業が集まって相談対応いたしますので、幅広い分野の相談に対応可能です。

 

私は、今年5月に横須賀支部に加入したばかりなのでこの相談会は初参加ですが宜しくお願いします。

予約不要で、当日先着順に受け付けとのことです。お待ちしております。

2019年

10月

25日

【高齢者虐待防止法】って?「気付き」のポイントとは?~社会問題対策委員会主催の研修会に参加~

私の所属する社会問題対策委員主催の研修会に参加してきました。

テーマは、~後見業務においてぜひ知っておきたい虐待の知識およびその対応~です。

 

・「高齢者虐待防止法」って?

 

・「セルフネグレクト」とは?

 

・高齢者虐待する人の特徴とは?

 

・後見業務における「気付き」のポイントは?

 

 

私の所属する神奈川県司法書士会の社会問題対策委員の中に設けられている「高齢者及び子ども等の権利擁護ワーキングチーム」主催の研修会(10月9日開催)に参加してきました。

 

テーマは「後見業務においてぜひ知っておきたい虐待の知識およびその対応」です。

 

 

 

私は主催者側としての参加でしたが、今回の研修は経験豊富な先輩方が全て内容を考えてくれました。前半は講義、後半は後見業務のベテラン4名(内1名はコーディネーター)によるパネルディスカッションの形式でした。

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2019年

10月

13日

「契約のきりふだ」って??~地域包括支援センターでの情報交換会に参加~

 

令和1年10月8日に横浜市にある地域包括支援センター内で開催された情報交換会に委員として出席してきました。

 

令和1年5月から神奈川県司法書士会の社会問題対策委員を務めています。

私の所属しているワーキングチームでは内部の会員向けの研修の企画や、外部の施設に向けての勉強会等の企画をしています。

 

  ~【契約のきりふだ】って何??~

 

【契約のきりふだ(高齢者編)】

周辺地域の民生委員とケアマネージャーの方が約20名、司法書士3名(内1名は委員会で派遣した講師役の司法書士)の参加となりました。

 

意見交換の前に行われた基調講義の基本教材として、神奈川県消費生活課が公開している【契約のきりふだ(高齢者編)】が使われました。 

これは公的施設の窓口などで配布されている冊子なのですが、神奈川県のホームページでデータで公開されています。検索するとすぐに出てきて「若者編」などもあります。

 

【契約のきりふだ(高齢者編)】では、主に架空請求や振り込め詐欺、悪徳商法などの中でも高齢者が被害に遭いやすいケースが紹介されていて、類型ごとに被害を防ぐポイントが紹介されています。

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2019年

10月

07日

初島フェリーで先輩方の後見業務の話 ~横須賀支部旅行に参加~

横須賀支部旅行に初参加して先輩方に日常業務の貴重な話をしてもらいました。

今年は熱海温泉でした。

 

ゴルフ組もいたのですが私は初島フェリー組に参加です。

当日は熱海駅に集合してからフェリーで初島へ渡り先輩方に豪華ワインランチをご馳走になりました。

ランチ会で先輩方がプライベートの話や日々の業務をざっくばらんに話してくれたので有難かったです。

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2019年

10月

03日

いわて全国研修会③ 「被災地の未成年後見」

 

第48回全青司いわて全国研修会の2日目は宮城県青年司法書士会担当の「未成年後見の必要性の可視化と震災孤児の現状」について学習する分科会に参加してきました。 

会場で貼り出されていた8年前の東日本大震災直後の地方新聞記事や分科会参加者に配布された東北3県(岩手、宮城、福島)の死者・行方不明・負傷者・避難者の件別のデータなどを読むと、改めて被害の凄まじさを感じさせられました。

 

東北3県の震災孤児(震災によって親や親族を亡くし保護者がいない児童)は241人で、震災遺児(震災によって親を亡くした児童)は1,482人とのことで、双方ともに宮城県が一番多かったそうです。 

 

「未成年後見」は成年後見と比べると、一般的にも専門職にとっても馴染みが薄いものです。 

未成年後見人は、未成年者に対して親権を行使する者がいない場合に、家庭裁判所によって選任される代理人で、未成年者の監護養育、財産管理、契約等の法律行為などを行います。

分科会では、未成年後見事案の背景や実状、震災孤児の支援に取り組まれている司法書士の講演などもありました。特に、未成年後見人の立場や役割を親族に理解してもらうためのコミュニケーションの重要性や、被後見人(未成年者)の心理的ケアの大切さの話が強く印象に残りました。 

被災地における未成年後見というタイトルだけ見ると自分の業務には無関係なことと思っていましたが、本分科会で実状を知ってから、未成年後見を知ってもらう必要性は被災地に限ったものではないということ、自分の所属している地域でも災害などによって需要が増える可能性があるということを考えました。 

 

この分科会は実際にあった事案の紹介を交えてのデリケートな内容だっだため、録音や録画を禁止されていました。 

上の写真は盛岡市内を散策中に撮った山車の写真です。研修会がちょうど「盛岡秋まつり」の開催期間中でした。

 

2019年

10月

01日

50周年アニバーサリーの機関誌に

 

司法書士の青年会の機関誌に、

いわて全国研修の全大会基調講演の取材記事を掲載してもらいました。 

 

「いわて全国研修会①」でも紹介しましたが、司法書士資格者の有志による青年会があって対外的・対内的に様々な活動をしています。

 

2019年1月1日現在の会員数は2592人です(資格はあっても司法書士登録していない会員もいます)。司法書士登録者が全国で約2万2千人くらいなので、登録者全体の約1割相当の人が青年会に加入しています。

これからも青年会の活動をしていく中で有益な情報があれば発信していきたいと思います。

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2019年

9月

29日

いわて全国研修会② 面会交流とは?

 

第48回全青司いわて全国研修会の1日目の午後は「面会交流支援」について学習する分科会に参加してきました。

 

「面会交流」とは、子どもと離れて暮らしている父親又は母親が子どもと定期的に又は不定期に会って話をしたり、一緒に遊んだりして交流することです。

 

その歴史は浅くて、数年前から離婚調停の内容として原則実施になったとのことです。原則実施とは、面会交流をするにあたって子の福祉を害するような禁止・制限すべき事由がない限り面会交流を実施させるという考え方とのことです。

 

分科会では面会交流を取り巻く文化や状況、支援の実状や課題と司法書士の役割について学ぶことができました。  

FPIC(エフピック)(公益社団法人家庭問題情報センター)の主任研究員の方に基調講義をしていただいたのですが、特に印象的だった点は、面会交流は子との面会を求める親の権利というよりも子が成長するための権利であり親の責任であるという点と、司法書士に期待することとして民事調停だけではなく家事調停へ積極的に関与してほしいという点でした。

 また青年会の担当者からは、民事執行法の改正(強制執行の実効性を向上させる方向の改正)によって公正証書作成事件や面会交流調停(審判)の増加が想定されるという話がありました。

 

実際に司法書士の同期合格の友人が面会交流支援に携わっていて以前から現場の話を聴かせてもらっていたので面会交流のイメージはしやすかったのですが、実務で公正証書の作成に積極的に関わっていくためには面会交流の実状や民事執行法改正について学んでいく必要があると考えました。

2019年

9月

24日

いわて全国研修会① ほんとうの幸(さいはひ)のために

令和1年9月14日から2日間に亘って開催された第48回全青司いわて全国研修会に参加してきました。

都道府県ごとに司法書士の有志が集まった青年会があるのですが、年に1度、全国の青年会(全青司(ぜんせいし)と呼んでいます)のメンバーが集まって研修会が開催されます。

 

今年の全国会は岩手県盛岡市で開催されました。

基調講演の講師としてご講演いただいたのは、企業経営者、NPO法人の理事、介護メディア編集長、教授や講師などとして幅広い分野で活躍されている酒井穣(さかい じょう)氏です。

研修会全体の主題に沿って【「ほんとうの幸(さいはひ)」のために私たちがすべきこと~日本の危機的環境と個人の役割~】というテーマでご講演していただきました。

 

 「社会の貧困化など将来確定的に起こる危機的環境において、悲観することなく、自分のクライアントや地域経済の活性化のために、群れのルールに逆らって孤独と淡々と戦いながら、行動によって人々を動かしていくことが重要である」と、酒井氏はまとめてくださったのですが、その結論に至るまでに紹介してくれた「将来の危機的環境」「人間の幸福度」「地域活性化、エンゲージメント理論」「群れのルール」といった話が新鮮な内容でした。

2019年

9月

18日

スカリン達と。~横須賀市 保健所の街頭キャンペーンに参加~

 

「自死対策予防キャンペーン」 京急横須賀中央駅

神奈川県司法書士会の社会問題対策委員を務めています。

対内的、対外的に様々な活動をしています。

9月10日~16日の自殺予防週間にあわせて、9月10日に京急横須賀中央駅付近で開催された保健所主催の街頭キャンペーンに参加してきました。 

参加者は、横須賀市保健所の職員の方々約15名、横須賀市消防局の職員の方々3名、神奈川県立保健福祉大学の学生が約8名、地元有志の方々約9名、横須賀市議会議員の堀りょういち先生、士業からは司法書士の私1名でした。

おおよそですが、1時間で一人当たり50部以上は配布できたはずです。

 

県立大学の学生は昼の部(京浜急行 追浜駅)から連続して参加とのことでしたが、暑い中で元気よく頑張っていたことが印象的で、横須賀市市制100周年を記念して作られたキャラクターの「スカリン」も汗をかきながら頑張ってくれました。

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