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「雲外蒼天(うんがいそうてん)」第51回全青司おかやま全国研修会に参加しました。 ファーストペンギンはいかにして雲間を泳ぐのか?

令和5年8月19日(土)と20日(日)の二日間にわたり 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)にて開催された第51回全青司おかやま全国研修会に参加しました。一般参加者を除いて489名の司法書士が参加した大規模な研修会で、神奈川からは私も含め12名参加でした。令和3年・4年合格の神奈川の新人と、来賓の現役の神奈川県司法書士会会長と一緒に参加することができたのは嬉しかったです。

 

研修会全体のテーマは「雲外蒼天(うんがいそうてん)」です。

雲を突きぬけたその先には、青空が広がっている。そこから転じて、困難に立ち向かい乗り越えれば、素晴らしい世界が待っているということを指して使われる言葉だそうです。

全国研修会実行委員会の説明によると、全国研修会におけるこの言葉の意味として、「様々な社会問題から生じる生きづらさに対して、学び、共感し、行動することで、よりよい未来を共創する」と定義したとのことです。

 

基調講演は、 「雲外蒼天 ファーストペンギンはいかにして雲間を泳ぐのか?」というテーマで連続ドラマのモデルにもなった株式会社 GHBLHI 代表取締役の坪内知佳氏にご講義いただきました。

 

全部で10個ある分科会のうち、1日目は岡山県青年司法書士協議会 DX 推進部会が主催した第4分科会「商業業登記実務における電子契約と電子署名」に参加しました。商業登記業務で大活躍されている新保さゆり先生による最新情報に関するご講義では貴重な情報を提供していただき、司法書士専門ソフトを提供する株式会社リーガルの方による参加者が実際に議事録に電子署名してみるという実践的な説明はとても参考になりました。

 

2日目は、私も所属する「全青司 民法・不動産登記等研究委員会」主催の第9分科会「無戸籍問題と司法書士~無戸籍者の前に立ちふさがる雲を共に払おう!~」に参加しました。

以前に神奈川県司法書士会の研修でもお招きした、井戸まさえ氏にご講義いただいたうえで我々の研究発表をするという構成でした。無戸籍問題が司法書士の本来的な業務に直結するとは思えませんが、無戸籍問題について学ぶことは戸籍制度や家族の在り方を根本的に見直すうえで大切なことになると思いました。